もしかして私も?顎関節症ってどんな病気?

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「顎関節症」ということばを聞いたことがありますか? 実はここ最近、この病気の患者が増えているようなのです。顎関節とは読んで字のごとく、あごの関節のことで、ここに異常があるとあごが痛い、口が開けにくい、閉じにくい、関節部がカクカクと鳴るなどの症状が現れます。

硬いものを食べて突然、あごが痛くなるという経験は日本人の二人に一人が経験しているそうです。このような症状は一般的には放っておけば自然に消失しますが、なかには顎関節症になり適切な処置が行われずに放置されたりすると、その違和感が慢性的になります。軽症のうちは違和感が気になる程度ですが、重症化すると食事が難しくなったり、めまいがしたりするなどの症状が現れることもあります。その結果、日常生活に支障をきたし、様々精神への影響が出ることもあるのです。

顎関節症は子どもからお年寄りまでさまざまな年齢層に幅広く現れる病気ですが、発現の割合は歯や骨が成長する10代前半から増え始め、20〜30代に一番多く見られています。しかも、女性患者が多く、男性の2倍から3倍の患者がいると言われます。それには女性の骨や靭帯が男性よりも弱いこと、また女性ホルモンの影響もあるのではないかという研究者もいます。

では、どうして顎関節症になってしまうのでしょうか?その原因を以下にまとめます。皆さんは大丈夫ですか?チェックしてみてください。

 

【普段の姿勢】

猫背の方、頬杖をつくのが癖になっている方はいませんか。これらは顎に負担をかける最悪の姿勢です。パソコン仕事で前かがみになっていませんか?

また、うつ伏せ寝が習慣になっている方も要注意。うつ伏せ寝は呼吸が苦しく、睡眠が浅くなるだけでなく、あごに体重がかかり顎関節症のリスクを高める寝相です。大概の方は、左右どちらかの顎を下にしています。寝返りで変わりますし、体を横にする横寝は、呼吸が楽にできる態位とも言えます。

 

【ストレス】

顎関節症の患者には大きな精神的ストレスを抱えた方が多いと言われています。ストレスがあると、無意識に歯を食いしばったり、睡眠中に歯ぎしりをしたりするなどで、あごに負担のかかることをしてしまいます。あなたはストレスを感じていませんか? 知らないうちに歯をくいしばることはありませんか?

 

【怪我】

事故で顔をぶつけたり、ボールがあごにあたったりするなどの衝撃の強い外傷を受けたことがきっかけで顎関節症になる方もいます。あなたは大丈夫ですか?

 

【噛み合わせ】

歯並びが悪く、歯の噛み合わせが悪いと、ものを噛むたびに歯やあごに負担がかかり顎関節症の原因になります。顎関節症の患者に歯並びや噛み合わせの悪い方が多いのも事実です。あなたの噛み合わせは大丈夫でしょうか?

まあ、咬み合わせが悪い=顎関節症ではありませんけどね。

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