子供の矯正はいつからやればいいの??

子どもの歯科矯正は欧米では昔から行われているもので、特別変わった治療法ではありません。この小児歯科矯正は矯正医においていろんな考え方がありますが、成人矯正とは異なり、成長変化を考慮してあごの骨の大きさや上下顎のバランスを整えるための一期矯正と、歯の位置を動かす二期治療2つの段階で進められることが多いです。

 

特に、最初の治療(第一期治療)ではあごの骨がまだ柔らかいので、今後成長する お子さんだからこそ行えるメリットがあります。上手くいけば、永久歯を抜くことなく歯並びを綺麗にできるというわけですね。 さらに、一期治療であごの骨を整えて永久歯が綺麗に並ぶ準備・環境ができるので、次の二期めの治療が必要なくなる方もいらっしゃいます。 また、部分的な歯科矯正で済む場合もあります。 当然ですが、歯並びが悪いお子さんが全て小児矯正の対象となるわ けでなく、永久歯が生えてから治療を行った方がいい方もいます。

 

○小児歯科矯正の適齢期○

歯科矯正の適齢期は人によって不正咬合の種類や咬み方の機能の問題、悪習癖があるかどうか、あごの成長時期・・など、それ ぞれ状態が違っているため、患者さんのお口の状態を総合的に判断 した上でもっとも矯正に適した時期を決めていきます。 一般的に一期治療は6歳頃、二期治療は小学校高学年(12歳頃)が適した時期だと言われています。

 

○小児矯正のメリットとは○

では、この小児歯科矯正にはどういったメリットがあるのでしょう か?

◇あごの成長を整えられる◇

永久歯がまだ全て生えていない一期治療においては、上下の歯の萌える場所を確保して、機能的障害を取り除き、かみ合わせの土台となる上下のあごの成長コントロールが主な目的です。 この時期に矯正することで上下の顎の大きさや前後のバランスを整えることができるメリットがあります。

◇抜歯しなくて済む◇

成人の方の矯正だと歯並びを綺麗にするために抜歯することがあります。その理由は歯の配列スペースが少ないからですが、歯を抜かないための方法(非抜歯)として、歯列を前方・側方に広げたり臼点を後方に移動〇〇するなどの方法がありますが、治療の効率や治療後の歯の安定性などからやむなく抜歯となる事が少なくありません。

 

お子さんだと抜歯をするケースは少ないようですね。

◇成人になってから歯列矯正せずに済む◇ 小さい時期に矯正することで歯並びが綺麗になっていて、あごがき ちんと成長していれば、成人になって歯科矯正せずに済みます。 もし、小さな凸凹などがあって治す必要があったとしても短期間の治療で済み、負担も少なくて治療効果はより いいものになるでしょう。

◇プロに定期的にチェックしてもらえる◇ 歯科矯正を行っている期間中は1~数か月に1回ク程度リニックで定期 的にチェックしてもらいます。 その間は虫歯のチェックなどもしてもらえるため、虫歯予防なども 行えるメリットがあります。

○まとめ○

いかがだったでしょうか?

お子さんの歯科矯正をなるべく早く受けさせたい・・と思っていて も、普段の生活に負担がかかるかも?と不安に思っていらっしゃる 方もいるでしょう。

ですが、歯科矯正の効果についてはあごの成長が終ってしまった成 人より小さいうちに行っていた方がメリットが多いと言えるのではないでしょう。

もし、お子さんの歯科矯正について迷っておられる方で不安点や疑 問点などがあれば、カウンセリングで聞いてみてはいかがでしょうか?

ぜひ、信頼できるクリニックでお子さんの歯科矯正を受けさせてあげてくだ

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